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食べ物とがん予防―健康情報をどう読むか

食べ物とがん予防―健康情報をどう読むか (文春新書)


★★★★☆  面白い
面白かった。
健康情報の読み方についてもそうだが、科学的なものの見方についての勉強になる本だと思った。
後半部分では、著者が厳選した健康に関連した論文が紹介されており、それらも面白かった。
お茶には実は胃がんの予防効果が無い、とか、
食物繊維が大腸がんの予防にならない、とか、
ベータ・カロチンにはガンの予防効果が無い、とか、

最近の研究成果は、つぎつぎと従来の常識を打ち破っているようである。
しかし、この本にある情報もまだまだ仮説検証の段階にあるものばかりなのである。
この本から見えてくることは、これさえ食べてれば健康になれる!とか、ガンにならない!とかいうような話が、いかに根拠の無い話であるか、ということだと思う。

巷に出回るいい加減な健康情報はまず疑ってかかることが必要だろう。
でもそうすると、何を信じたらよいのだろう?と思って余計に混乱してしまうだけのような感じもする。
根拠の無い健康情報に流された場合と、正確な情報を知るために頑張った場合とで、どのくらい寿命に差が出るかを研究しても面白いのかもしれない。

私の母なんかは、みのもんたの言うなりで食生活を組み立てたりしているが、結構健康そうであるから、
うそであっても何かを信じるという行為は、信じるものを無くしてただ混乱しているだけよりも案外いいのかもしれない、とも思ったりする。

★★★★★  正しい健康情報を見極める
この本の良いところは、素人でもフローチャートに従っていけばその情報がどの程度信用に値するかわかるところにあります。
このフローチャートで判断していくと、いかに無根拠な情報が多いかわかります。
この本は2002年に出版されていますので00〜01年の研究結果がメインですが、著者のサイトで最新の研究結果を得ることができます。
http://www.metamedica.com/
この本は一人でも多くの方にぜひ読んでいただきたいです。

★★★★★  食べ物の効果を証明する難しさ
この本を読んでも、どの食べ物がガンに対して有効かということは分かりません。
この本の真意は副題の「健康情報をどう読むか」ということにあります。

内容は世界的に通用する医学雑誌に発表された調査・論文の紹介と解説となっており、
何の予備知識のない人でも分かりやすく書かれています。

食べ物(栄養素)がガンに対して有効であるということを証明するのは何と難しい
事かということが分かります。テレビで紹介されていることの多くがまだ研究され
始めだということが分かります。

基本的に入手できる情報の量が増えるのは良いことだと思いますが、その情報を
選別する技術を本書を読んで学ぶことができます。

★★★★★  健康食品を利用する人は必読!
今は、病的なほどの健康指向がある。昼間のテレビで、みのもんたがこれが良いと言うとすぐスーパーで買う。何の批判も無しに情報を信じてしまい、物に飛びつく人たち。そこを狙った悪質な商売。まずやるべきなのは、体に悪いものを減らす事じゃないのか。この本は、いままでの健康情報がいかに根拠に欠けるか教えてくれる。

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